メールマガジン「1980年にタイムマシンで飛んでいけたら楽しいね」
バックナンバー図書館 25号(12月下旬号)
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1980年12月下旬号 |
発行・2002年12月17日
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22年前の「今」をお茶の間感覚で再現 ★★☆☆ 1980年12月下旬の「世の中」ダイジェスト ☆☆★★ ◎人口構成・逆ピラミッドの前兆 ▼千葉県木更津市で、産婦人科のでたらめ診療が明るみに。埼玉 県所沢市の富士見産婦人科病院に次ぐ汚点で、女性の間に再び不安広がる。▼国勢調査の結果 が発表に。人口は5年前に比べて4.6%増で、戦後最低の伸び率。この年は出生率が史上最低(当時)を記録。少子高齢化社会への入り口。▼開業が遅れていた東北・上越新幹線。暫定的に82年から大宮駅始発で開業し、84年から上野駅始発にすると国鉄(現・JR)が発表。▼円相場が急騰、1ドル=203円60銭で越年へ。 ★★☆☆ ニュースかわらばん ☆☆★★(1980年の朝日新聞から) ◎パパラッチの前兆 独身を続ける英国のチャールズ皇太子の結婚相手について、マスコミが花嫁探しを加熱させている、との外電が。国会で「マスコミの自粛を求める」緊急動議が上程されたものの、いっこうに効き目がないそう。
ここで有力候補に挙がっていたのは、翌年、実際に結婚することになるダイアナ嬢。何でも、大衆紙の記者らは早朝から深夜まで追いかけ回し、喋ってもいないコメントを掲載しているとか。
◎テレビは2台目、3台目の時代へ カラーテレビの国内販売が、過去最高になる模様、との記事を発見。すでに世帯普及率が98.2%に達し、成熟商品となっていたのですが、初代機の買い換えや、2台目、3台目の需要が増したため、売れ行き好調に。とくに14型以下の小型がよく売れたようで、これは間違いなく「部屋別 テレビ」の前兆ですねえ。 そろそろ、お茶の間というものが姿を消し始めた年といえるでしょう。 ◎カーネルおじいちゃま、大往生 ケンタッキー・フライド・チキンの看板を背負っているカーネル・サンダースさん、実物のご本人がアメリカ・ケンタッキー州の病院で死亡。この年の5月、来日をしていたようですが、90歳での大往生でした。 ちなみに新聞紙面では、名前がハーランド・サンダーズ氏となっています。カーネルは本名じゃなかったの? ◎せっかくの需要期なのに クリスマスに向けて、ゲーム業界はクリスマスプレゼント需要を当て込んで商戦が活発。正月明けまでの一ヶ月で年間売上の半分を稼ぐそうで、各メーカーとも必至の形相。
ところで1980年はルービック・キューブが大ブレイクしたわけですが、新聞紙面
によると「いまだに品切れ」だそうで、大人はジグソー・パズルに走っているそうな。ああ、もったいない。
◎トラップ一家に悲しみ アメリカ・バーモント州のスキーロッジが全焼。これは映画「サウンド・オブ・ミュージック」のモデルとなったトラップ一家が経営していたロッジ。合唱好きの一家でコーラス隊を作っていたわけですが、その後、合唱をやめてこのロッジを経営していたのでした。
◎中国版・鉄腕アトム 12月7日から、中国の中央テレビで「鉄腕アトム」の放映が始まった、と手塚治虫さん自身が書いたコラム記事を発見。これによれば、放映されていたのは同年始まった新シリーズではなく、1963年に作られた最初のシリーズ。半年間の放映予定でしたが、反響が大きいためさらに延長の可能性もあるそう。これで海外での放映は41カ国目でした。 ちなみに現地でのキャッチフレーズは「具有十万馬力、七大神力的少年机器人」。机器人は、ロボットの意味だそうで。 ◎キャプテン・システムの実用化へ 20年前のインターネット(?)とも言うべき双方向通 信の情報端末システム=キャプテン・システムの実験が最終段階へ。翌81年に実験区域を広げて、1983年からの実用化をめざすのだそう。そうか、けっこう実験期間が長かったのですねえ。それにしては、すぐにしぼんでしまいましたけど。 今の30歳代以下の人は、こんなもの知らなかったりして。 ◎マージャン店に寒風 かつては、サラリーマンや大学生の定番レジャーだった「マージャン」が廃れ気味で、東京都内の店がどんどん減っているという記事を発見。余暇開発センター発行の「レジャー白書」に掲載された調査データからも、マージャン離れが著しいのだそう。 僕も一から勉強しようとしましたが、初心者はカモになりますからねえ。あれさえなければ……。 ◎命取りの運だめし ロバート・デ・ニーロが主演して好評を博した映画「ディア・ハンター」がテレビ放映されたアメリカで、映画の中に登場してきた「ロシアンルーレット」のシーンをまねて、頭を撃って死亡してしまう例が15人もあったそうな。
「テレビの暴力に反対する会」は、このような番組をテレビで放映するべきではないと抗議し、テレビ局は「視聴者の皆さん、幻想と現実を混同しないでください」とテロップを流すことに。
◎原付の免許取得が厳しく 4年ほど前から女性の間で人気が上昇してきた「ミニバイク(原付)」。20歳代の女性は四輪免許を取ろうとするのに、40歳代前後の主婦は二輪がお好みだそうで、足がわりに便利なことから原付免許取得者が急増、初歩的な事故も増えているそう。 このため、免許取得時の「技能試験」が翌年から義務づけられることに。まもなくスクーター人気に火がついて、1985年近くまで原付がブームになっていきます。 ★★☆☆ 当時のテレビ(とラジオ)欄から ☆☆★★ ◎覚えていますか、黒木真由美さん 12月19日(金曜日)夜7時から東京12チャンネルは「絶叫!ジェットゲーム」。この日は「決定版激闘玉 たたき 半狂乱の黒木真由美」。うーん、くだらなそうなバラエティ番組と思われますが、懐かしいねえ、黒木真由美さん。「スター誕生!」出身で、1975年にデビュー。僕は期待していたのですが。 改めて検索してみると、えっ、ヌード写真で復帰、娘さんはミュージカルでデビューか……知らなかった。 ★★☆☆ なつかし新聞広告 ☆☆★★(1980年の朝日新聞から) ◎浮浪雲がマナーを指導 そうそう、こういうことしちゃダメですよ。 ◎紅白をぶっとばせ、と。 漫才ブームに明け暮れた1980年、締めくくりもお笑いで?
★★☆☆ ヒットチャート ☆☆★★(民放FMの「ポップスベストテン」より) 今回は洋楽。12/20付ランキングです。 1 地獄へ道づれ(クイーン)
亡くなったジョン・レノンの「スターティング・オーバー」が8位 に上昇。 ★★☆☆ あの人の「ひとこと」 ☆☆★★(1980年の朝日新聞から) ◎安らかに…… 「あたしも、もう23歳。いつまでも女の子でもないし、とにかく平仮名の“おんな”に挑戦したい。これまでの私を全部ばらばらにして、組立直しをしているところです」(中略)「私ってね、ドライなところもあって、落ち葉が散って悲しいなんて聞くと、それは通 り過ぎていく一つの現象。当たり前じゃないか、なんて思ってたんですよ。それが、絵のおかげで、昨日と空の色が違うなんてことに気が付くようになりました」(夏目雅子さん) 水着での広告モデルで人気に火がつき、女優への道を歩んでいた夏目さん。このコメントのなかで絵が出てきますが、これは病気で入院・休養中におぼえた水彩 画のこと。亡くなったのは5年後の1985年ですが、この時点からすでに病魔におそわれていたのでしょうか。そう考えて読み直すと、涙が誘われます。 ★★★ 「1980年にタイムマシンで飛んでいけたら楽しいね」25号
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