メールマガジンの基礎知識(01.06.16訂正)

僕自身、メールマガジンが何なのかよくわからないままに、おそるおそる購読開始したのが00年春頃。以来、複数のメールマガジンを購読するようになりましたが、その仕組みが本当にわかってきたのは、自身が発行者になってから。実はごく最近のことです。

知っている人は知っているけれど、知らない人はまったく知らないし、ちょっぴり怪しげにも見えてしまうメールマガジン。ド素人だった時代の自分の体験を思い出しつつ、解説します。

そもそも、メールマガジン(メルマガ)って何?

あなたのメールアドレスに届く、電子メール形式のマガジンです。……というのが一般的な説明ですが、マガジン(雑誌)のイメージとはかなり違いますよね。新聞とも言いがたい。まあ、メール形式で届く情報です、くらいの説明がちょうどいいと思います。内容はそれこそ、雑誌のようなものもあれば、新聞ダイジェスト版のようなもの、広告チラシのようなもの、個人日記もあります。

きちんとは調べていませんが、これだけ普及しているのは日本くらいのものだそうです。漫画やカラオケと並ぶ、日本発進のカルチャー、といえるかもしれません。

メルマガって、どんな人が発行しているの?

本当にいろいろです。企業や団体が発行しているものもあれば、個人が発行しているものもあります。僕のようなプロの物書きもいれば、フツーの中高生もいます。各種ホームページ(HP、サイト、webサイト)に掲示板(BBS)がありますよね。あそこに書き込む(カキコする、投稿する)ために特別な資格は必要ありませんよね。それと同じことで、ちょっとしたパソコン知識があれば発行できます。もっと簡単に言えば、誰でもHPを開設できるのと、基本的には同じです。

マガジン(雑誌)という言葉から、僕は当初、雑誌の編集長のような人が内容を厳しく厳しく吟味し、一部の選ばれた人だけが発行できるのだと思っていました。でも、実際は「誰でも発行できる」わけです。諸刃の剣とも言えますが、面白いメディアだなあ、と最近思います。ちなみに新進メルマガスタンド「めろんぱん」は厳しくチェックしたものだけが発行を許されます。

メルマガって、どうすれば購読できるの?

義姉から「メールマガジンって、どこの本屋に注文すればいいの?」と聞かれました。笑い話ではありません。一般人の認識はこの程度だし、何を隠そう僕も以前はそうでした。

ここで簡単な仕組みをご説明しなければなりません。メルマガは通常、メルマガスタンド(あるいはメルマガ配信サイト)が、発行者に代わって配信をします。この代表格が「まぐまぐ」です。その他にも、メルマガスタンドは一杯あります。下部にざっと、リストアップしました。

メルマガスタンドには、メールマガジンが一杯そろっています。「まぐまぐ」で言えば、現在2万誌以上がラインアップされています。カテゴリ(要するに分野分類ですね)を辿ったり、キーワードで検索したりして、読みたいものがあれば、そのマガジンの購読申込(登録)画面にあなたのメールアドレスを打ち込み、登録ボタンを押せば手続完了、あとはメルマガが届くのを待つだけです。

多くのメルマガスタンドは、この後、直ちに、あなたのメールアドレス宛に、購読申込完了のお知らせを送ってくれます。購読中止する場合も、同様の手順で中止(解除、削除)できます。

メルマガ発行者は、自分のHPに、登録や解除のためのフォーマットを設けることができますので、ここから登録・解除することもできます。

中には、自分のパソコンの設定上、どうしてもインターネットからアドレスを打ち込んで送ることができない方もいるでしょう。僕のold Macもそうでした。そういう方は、メール発行者のアドレスに、購読したいと申し出て、登録を代行してもらうことができます。すべての発行者がこれに応じるかどうか不明ですが。

購読無料って、どういうことよ?

「マガジン」なのに「購読無料」っていうのが怪しいですよね。気持ちはわかります。僕もそう思っていました。からくりを説明しましょう。

どこのメルマガスタンドでもそうですが、特定のメルマガを申し込んだら、メルマガスタンド自身が発行する、新規発行メルマガのお知らせなども自動的に届くようになります。「まぐまぐ」で言えば「weekly mag2(ウイークリーまぐまぐ)」がこれに該当します。 ここに広告が一杯くっついています。この広告出稿が主な収入源なんですね。また、メルマガスタンド自身のサイトにも、バナー広告がくっついています。 (なお、メルマガスタンド自身が発行するお知らせを解除しても、あなたの読みたいメルマガが自動解除されるようなことはありません)

では発行者にとっての収入源は何か? これも同様に、メルマガにくっついている広告が収入源です。広告収入をあてにせずにメルマガを発行し続ける、潔い人もいます。ちなみに、700部程度のメルマガを週刊発行している僕の場合、広告収入は、ひと月で、平日割引のハンバーガー数個分程度です(笑)。しかも、代理店によっては5000円以上たまらないと払ってくれなかったりします(苦笑)。発行者向けの広告収入について説明しているページをリンクしておきましょう。
まぐまぐ系の広告代理店「まぐクリック」 
また「まぐクリック」の広告掲載基準(掲載できない広告種の説明)もリンクしておきます。
まぐクリック(広告代理店向けの説明ですが) 

ただ最近の傾向として、メルマガスタンドが斡旋してくれる広告ではなく、発行者自身が特定の広告代理店と個別に契約して広告を入れている場合があります。発行者が自身のメルマガを配信しているメルマガスタンド斡旋の広告を入れているのか、独自に契約した広告を入れているのか。これを見抜く方法は簡単で、メルマガスタンドでバックナンバーを見れば一目瞭然です。ここで既に広告が入っている場合は、後者の場合でしょう。

中には、購読有料のメルマガもあるようですが、多くのメルマガスタンドではこれを排除しています。個人的な意見を言わせてもらえれば、広告なしの有料メルマガシステムを整備するなら、是非一緒に参加したいと思います。読者からどのようにお金を徴収するのか、課金システムの構築が難しいでしょうね。コンビニで入金してもらう方法もあるようですが……。僕が発行しているメルマガに、自分で言い値をつけるなら、1号5円〜10円くらいでしょうか。

購読者の情報が発行者に漏れることはないのか?

これはないと思いますし、現実に、僕は誰が購読してくれているのか、さっぱりわかりません。メルマガスタンドに問い合わせても応じてくれないはずです。ただ、「まぐまぐ」には特定のメールアドレスを入力して、そのアドレスで購読しているのかどうか、チェックする機能があります。

正直に言えば、僕も自分のメルマガ創刊時に、2〜3件の友人のアドレスを入力してチェックしてみたことがありますが、バカバカしくて止めました。

メルマガの情報は信頼できるか?

メルマガに記載されている情報の信頼性は、発行者次第と言い切っておきます。発行者は必ず、関連HPをもっていますから、これをご覧の上で、読者自身が判断されるといいでしょう。

やろうと思えば、僕が匿名で「女子高生のウフフ日記」みたいなメルマガを作ることもできちゃうわけです。これは、メルマガに限らず、ですけどね。そういういかがわしさも含めて、メルマガというメディアは面白いと思います。

ただ、中にはネズミ溝まがいのメルマガなど発行規約に違反したまま発行を続けている発行者もいるようです。このため最近の傾向として、メルマガサイトが良質のメルマガを選んで推薦する動きが加速しています。良質メルマガだけを揃えようとするサイトも登場しています。

【参考資料】メルマガに関するリンクいろいろ

《メルマガに関する基本的な説明》
「まぐまぐ」の「まぐまぐ はじめての方へ」

《メルマガスタンドいろいろ》※数字は01年04月09日現在
「信頼性」を前面に押し出した新進スタンドがぞくぞく出てきました。ようく見れば、特徴がありますよ。
まぐまぐ 最大手。メルマガの種類23,704誌、のべ読者数2,678万人は圧巻
melma! メルマガの種類25,700誌、総読者数1,122万人
Pubzine so-net系。メルマガの種類8,875誌、購読者数123万人
Macky nifty系。登録マガジン5,191誌、読者総数131万人
カプライト BIG LOBE系。メルマガの種類1,760誌、購読者数89万人
メルマガ天国  登録マガジン4,868誌、のべ読者数80万人
E-Magazine  登録マガジン2,500誌
ティアラ・オンライン 「女性のためのメルマガストア」が売り。
めるぼっくす  多機能が売り。今年1月開設の新進メルマガスタンド。
めろんぱん 1月開設の新進スタンド。厳選した品揃えと顧客満足追求が売り。good!
メールデリバー カラフルなHTMLメールを揃えた新進メルマガスタンド。4月10日オープン。
GOZANS 「まぐまぐ」創設の深水氏が新設。発行サイトの垣根を超えた5万誌以上の検索もできる。

色のスタンドからメルマガを発行してきた立場としては、大手の「まぐまぐ」と、対応がていねいな「めろんぱん」が好印象です。「GOZANS」は今後の展開に期待大。

《メールマガジン・ランキング》
マグジーン・ランキング まぐまぐ、melma!、Pubzine合計の発行部数。更新が遅れがちですが。


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