メールマガジン「1980年にタイムマシンで飛んでいけたら楽しいね」
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 10号(5月上旬号)

1980年5月上旬号

発行・2002年05月07日

          22年前の「今」をお茶の間感覚で再現
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┃1980年にタイムマシンで飛んでいけたら楽しいね 10号
┃presented by 「道草オンラインマガジンonfield」

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★★☆☆ 5月上旬の「世の中」ダイジェスト ☆☆★★

◎映画『KT』の7年後

▼韓国で民主化運動が活発化し、大規模なデモに発展。リーダーは、当時反体制派だった金大中氏(現韓国大統領)。現在公開中の映画『KT』の題材となった「金大中氏拉致事件(1973年)」の7年後のお話。▼2日には1ドル=241円だった円相場が急騰。急激な円高で一気に230円を突破。月末にはさらに220円も突破へ。どんどん円が強くなっていった時代。▼ユーゴスラビアのチトー大統領が死去し、盛大に行われた国葬に大平首相も参加。日本に帰ってきた首相を待ち受けていた「大波乱」は次号にて。

★★☆☆ ニュースかわらばん ☆☆★★(1980年の朝日新聞から)

◎不完全週休2日制

労働省が民間企業を対象に調査した結果によると、一週間の労働時間は平均41時間50分、週休2日制は46%の企業で採用されていることがわかった。とくに大企業では、89%が採用に。ただし、月一回だけ週休2日制になるところが最も多く、毎週週休2日となる企業はわずか6%だったそうな。
そうか、週休2日制といっても、当時はいろいろだったんですねえ。

◎族議員を堂々と応援

国営鉄道の代表である国鉄総裁が、間もなく行われる参議院選挙立候補者の機関誌で、堂々と応援の弁を披露していたことがわかり、問題に。この議員は元国鉄理事。機関誌に掲載された国鉄総裁のメッセージは、同議員を励ますパーティの席上で挨拶に立ったときのもので、タイトルは「強力な応援を」。
政官の癒着は、構造的な問題のようで。

◎著名人の長者番付は?

【歌手】      【俳優】
1 美空ひばり   1 石原裕次郎
2 矢沢永吉    2 森光子
3 谷村新司    3 市川染五郎
4 南こうせつ   4 大川橋蔵
5 五木ひろし   5 山城新伍
6 田端義夫    6 坂上二郎
7 北島三郎    7 黒柳徹子
8 世良公則    8 三波伸介
9 山口百恵    9 草刈正雄
10 さだまさし   10 小林桂樹
(敬称略)

◎えっ? この時代に早くもハイブリッド車?

アメリカGE社が開発中の「モーター・エンジン併用自動車」の試作に、ダイハツと湯浅電池が技術協力することになった、という記事を発見。あれれ、これはまさに「プリウス」が初登場と見られているハイブリッド自動車のことではないですか。トヨタ自動車のオリジナル技術ではなかった、ということなのかな?

◎出たぁ、キャプテンシステム

電話線を使って、ニュースから料理の献立まで、必要な情報がテレビ画面に取り出せる「キャプテンシステム」が東京都内で試験運用開始。一画面で15文字×8列表示される代物ですが、これ覚えていますか? 
ボクはこの数年後、某企業のコンテンツ作成に参加していましたが、「こんなもの、誰が使うのかなあ」と疑問に思っていました。 ま、今のインターネットへと繋がる、情報インフラ整備の原始時代と言えなくもないですねえ。

◎お米はスーパーで買います

スーパーマーケットでの買い物が一気に主流になり始めたこの時代。毎年主婦を対象に実施している「お米をどこで買うか」調査で、お米屋さんで買う人が初めて80%を切り、一気に73.1%へ。2位にはスーパーマーケットが浮上。といっても9.4%ですけど。
また、米穀通帳についても調査したところ、「見たことない」と答える人が42%にも達したそうな。ところで、米穀通帳は今も、身分証明書に使えるのでしょうか?

◎元祖ハッカー?

アメリカやカナダの企業で、コンピュータの情報が抜き出されたり、記憶が妨害される事件が続発。犯人を突き止めたところ、知能指数がきわめて高い中学生だったことが判明。この中学生、学校にある教材用のコンピュータから電話回線を通じて情報を抜き出したそうで、もう立派なハッキングですねー。
捜査陣は、どうやって電話回線から勝手に情報を取り出したのか、理解に苦しんでいるようで、この記事を書いている記者も今イチよくわからないままに書いている感じ。「情報ドロボウ」だなんて言葉も出てきたりして。

◎「修学旅行とタバコ」論争

修学旅行でやってきた高校生の客に、灰皿を用意すべきか否か。そんな論争が巻き起こっているとの記事を発見。消防署は「火災予防上、こっそりでも、用意しておくべきだ」と主張。片や警察側は「非行を追認するようなものだ」と猛反対。
辛いのは旅館側で、灰皿を置いておけば先生方から回収せよと言われ、回収すれば、一行が帰ったあとの部屋から、吸い殻が一杯出てくるそうな。押入の中、天井裏から大量に発見される例もあって、冷や汗ものだそうです。 今、こういう話題がないのは、どういうことですかね。

◎真珠湾攻撃の日に食べた食事は?

日本が真珠湾攻撃をした日(1941年12月8日)、空母乗組員がとった食事の内容が公に。
これによると、朝食は握り飯、ベーコン、きんぴらごぼう、味付け昆布など。空爆に参加した航空隊員には特別なメニューが立てられ、鉄火巻と卵焼きを食べて出発。爆撃後には、みつ豆やコーヒー、冷やしサイダーも。
戦意高揚を目的としたものとはいえ、当時としては、ずいぶん豪勢な食事だこと。

◎怒りの切符マニア

昭和55年5月5日、国鉄鶴見駅が売り出したフリー切符にマニアが長蛇の列。ねらいは、通し番号5555の切符だったが、5550番から10枚続けて買った人が「5555番だけが抜けていた」と抗議して問題に。
結局、販売にあたった係の係長が抜き取っていたことが判明。そりゃバレるって。わかりやす過ぎる不正。

★★☆☆ 当時のテレビ(とラジオ)欄から ☆☆★★

◎日曜日夜のテレビ

5/4日曜日夜のフジテレビは、10時から山城新伍が司会をする「アイ・アイ・ゲーム」。これを見終わると、10時半から「パンチDEデート」、11時から「唄子・啓助のおもろい夫婦」……と見てしまうのですよねえ。

◎オリンピックムード?

5/5のテレビ朝日は、朝8時半から17時間に及ぶマラソン番組「オリンパソン'80」。モスクワ五輪をあてこんだ番組企画だったわけですが、モスクワ五輪のボイコットが濃厚ななかでの放映となって、さぞかし、難しい番組づくりだったでしょうねえ。
内容は、五輪参加への夢を繋いでいる日本選手のレポート、討論番組、ドラえもんの特別番組、ゴダイゴのネパールでのコンサート映像、映画『東京オリンピック』(監督・市川昆)、何故かドリフのヒゲダンスなどなど。総合司会は久米宏さん。

★★☆☆ なつかし新聞広告 ☆☆★★(1980年の朝日新聞から)

◎麻世はマヨわず……

やきそばUFOの広告はこの方が担当。ええと、「マヨ」ネーズがついていたんでしたっけねえ。
http://www.onfield.net/melmag/80/0507/1.html

◎あの方が焼酎の広告に

そういえば、こんなこともあった……かな。
http://www.onfield.net/melmag/80/0507/2.html

◎最新のビジネスショウ

ビジネス社会で役立つ最新機器などが勢揃いする第55回ビジネスショウ(見本市)に展示された、ワープロとプリンター……じゃないな、これは。 富士通が初めての日本語電子タイプライター(ワープロ)を発売開始した一週間後の広告でした。
http://www.onfield.net/melmag/80/0507/3.html

★★☆☆ ヒットチャート ☆☆★★(民放FMの「歌謡ベストテン」より)

今回は歌謡曲のチャート。5/10付ランキングです。

1 ランナウエー(シャネルズ)
2 昴/すばる(谷村新司)
3 道化師のソネット(さだまさし)
4 倖せさがして(五木ひろし)
5 贈る言葉(海援隊)

9位には、堀内孝雄さんと滝ともはるさんの「南回帰線」が。アリスもソロ活動が本格化へ。

★★☆☆ あの人の「ひとこと」 ☆☆★★(1980年の朝日新聞から)

◎全共闘世代の「忠告」

「大人は死んで腐臭を放っている。子供は、その腐臭が大人になることだと勘違いする。大人は死んでいるんだと、誰かが言ってやらなければならない」(橋本治さん)

全共闘運動最盛期に東大駒場祭のポスターを製作したこともある、作家の橋本治さん(当時32歳)。人気ロマンポルノシリーズ「桃尻娘」の原作者でもありましたが、この頃は次の世代への教育的情熱に燃えていた様子で、32歳以上お断りの「日本語講座」講師も。同年2月には日活ロマンポルノ映画批評ふうの思想書でもある書籍『秘本世界生玉子』(北宋社刊、現在は河出文庫)を発刊したばかりでした。

★★☆☆ 読者のお便りから ☆☆★★

前号でご紹介した新聞広告の通販商品「マーちゃん」、買った人はいますか? と問いかけたところ、反響のメールが。 実際にこのお人形を購入した女性読者は、娘さんが大きくなった今も大切にしていらっしゃるとのこと。また、同じく読者のHEAVENさんからは、親にねだったものの買ってもらえなかった……とのメールをいただきました。
この年、何度も大きく広告が出ていた商品とあって、注目度も高かったようですね。考えてみれば、核家族化が進み、子供の数も少なくなり始めた時代ならではの隠れたヒット商品といえるのかもしれません。 メールをくださった皆さん、ありがとうございました。

★★★ 「1980年にタイムマシンで飛んでいけたら楽しいね」10号
★★★  2002/5/7発行     読者数/2,099名(4/16現在)

★★★  発行者:建野友保 (tom@onfield.net)
★★★  道草オンラインマガジンonfield:
http://www.onfield.net/


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