メールマガジン「1980年にタイムマシンで飛んでいけたら楽しいね」
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 09号(4月下旬号)

1980年4月下旬号

発行・2002年04月16日

          22年前の「今」をお茶の間感覚で再現
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┃1980年にタイムマシンで飛んでいけたら楽しいね 09号
┃presented by 「道草オンラインマガジンonfield」

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★★☆☆ 4月下旬の「世の中」ダイジェスト ☆☆★★

◎下を向いて歩こう?

▼アメリカの駐イラン大使館でアメリカ人52人が人質に。カーター大統領は人質救出で軍ヘリコプターを送り込んだものの途中で故障、引き揚げ中に衝突事故という散々な目に。大統領選を控えた強硬姿勢が裏目。この余波でイランから日本への石油輸出もストップ。▼政府がJOCに対してモスクワ五輪不参加の意思を表明、しかしJOCは参加の申し合わせを総会で採択。まだまだ引きずるこの問題。▼東京・銀座でタクシー運転手が1億円の落とし物を拾う。世間では、きょろきょろしながら下を向いて道を歩く人が増えたとか、増えなかったとか……。

★★☆☆ ニュースかわらばん ☆☆★★(1980年の朝日新聞から)

◎球団キャラクターは人間か人形か?

パ・リーグの日本ハム球団で応援に一役買う存在として導入されたマスコット人形。大リーグではファンサービスとして定着しているものの、日本の野球規則では認められず、一切グラウンドの中には入れないのだとか。野球規則によると、球技場の中に入れるのは、選手や審判、警備員のほかに「その他従業員」だけ。マスコット人形は従業員が入ったぬいぐるみだが、野球連盟は「従業員ではなく人形なのだから入れない」との解釈。
記事中の模写を一部引用すると、マスコット人形は「まん丸の顔に大きな目玉をつけ、顔の周囲には真っ赤な毛の飾りをつけて、ストッキングとスパイクシューズをはいた半人半獣風」とか。球団では愛称募集中で、暫定的な名前は「火の玉小僧」だそうで……。

◎おやまあ、ヨットスクールの戸塚さん

家庭欄で登校拒否の特集に、戸塚ヨットスクールの戸塚宏さんが登場。しごきの「ヨット療法」として紹介されています。この記事を見て我が子を送り出した親もいたりしてねえ。 訓練生4人の死亡事故を起こし、社会問題化したのは83年。戸塚さんはつい先日、刑務所に収監されて現在服役中(懲役6年)。世の中で言われるほどの極悪人とは思えないのですが。

◎信頼厚い「ニセ歯医者」

免許もないのに歯科診療を行い、ニセ歯医者として有罪を受けた男性が、再び診療を始めていたことがわかり、逮捕に。この男性、歯科技工士をしていた時代に歯科診療を見よう見まねで覚え、1973年まで12年間にわたって歯科医院を開業。有罪判決を受けた身で、執行猶予中の「犯行」でした。
ちなみに、診療内容に対する苦情はとくになく、患者さんの評判も上々だったそうな。でも、免許無しはまずいよなあ。

◎世界遺産への登録は無理ですね

中央自動車道と東名高速道路を結ぶ「富士山ろく道路」の建設で、環境庁は自然環境保護に苦慮。1964年に開通した「富士スバルライン」によって、周辺の亜高山樹林シラビソの林を枯らしてしまった苦い前歴があるだけに、審議会で慎重な検討を行っていくのだとか。でも、「東富士五湖道路」として開通したワケですねー。
また、富士の裾野では地域住民が反対していたサファリパークが開園。住民監視の裏をかいくぐるルートで動物を「無事に搬入し」、思惑通りゴールデンウイーク前の開園となったのでした。

◎当たった? 外れた? 人口予測

アメリカの民間研究機関「人口動態研究所」が、2000年時点の人口や、最終的な人口増加限度について推計を発表。これによると、日本の人口は2000年までに1億2940万人になり、人口増加の限度は1億3340万人の予想。たぶん当時の日本人は、もっと人口が増えると見ていたはずで、アメリカの研究機関は結構正しい予測をしていたことになりますね。 2000年の「到達可能人口」では、世界一がインドの16億4280万人。ソ連は3億1100万人の予想。
ちなみに外務省のHPによると、現在の世界一は中国の12億1150万人、インドは世界2位の9億3570万人でした。さらにちなみに、ロシア1億4700万人。さすがに、ソ連崩壊→ロシアは予想できなかったようで。

◎新幹線定期券が本格化

1年半前から小倉〜博多間でのみ、始まっていた新幹線の定期券が全国的に登場。ただし、「こだま」のみ、営業キロ100キロ以内、2駅まで、という条件付き。ともあれ、小田原〜東京間の定期券などは上々の売れ行きで、値上げの罪滅ぼしをした格好。 この年は国鉄の再建計画初年度。赤字は一兆円にのぼる見込み、とのこと。民営化しなくても、もっともっと経営刷新できたとは思うのですがねー。

◎主婦がほしいと思っている商品ベスト10は?

スーパーのニチイ(現マイカル)が主婦を対象に「いま欲しいと思っている商品のうち、もっと安ければと思うものは」と問いかけるアンケート調査を実施。ベスト10は以下の通りでした。

1 ホームビデオ
2 電子レンジ
3 システムステレオ
4 紳士スーツ
5 音声多重カラーテレビ
6 婦人スーツ
7 婦人ワンピース
8 応接セット
9 エアコン
10 婦人フォーマルウエア

ニチイが期待したのは、食料品に関する値下げ要望。結果的には家電品が上位を占めたわけですね。今調査したら、全然違うランキングだろうな。

◎銀座の道ばたに一億円

銀座の歩道横のガードレールと支柱の上に置いてあったふろしき包みを拾った自動車運転手が、中身を空けて1億円分のお金だとわかり、驚いて110番。警察も、いたずらだと思って当初は信じてくれなかったそうな。この時点で、東京都内で届け出られた現金の落とし物の最高額は1100万円。結局、半年たっても落とし主が現れず、このお金は拾い主の手に渡るわけですね。
この珍事が報道された紙面には、赤塚不二夫さんの「犯罪のにおいがする」とのコメントが掲載に。何で、赤塚さんがコメンテーターに選ばれたんだろ。

◎デタラメ電話料金?

現役の電電公社職員が書いた告発本『間違いだらけの電話料金』が大きな波紋に。問題となったのは、公社の料金メーターが壊れたら推計で請求するのが慣例だったこと、公社側のミスで70万円も余計に料金を支払わせながら、ずっと返金しないでいる例があること。 こういう告発本が出たら、とりあえず名誉毀損の訴えを起こすのが常套手段ですが、内情をよく知る社員の著作とあって、公社はあわてて是正を発表。
ちなみに、書いた本人は電話局長から庶務課の一般職へ降格の人事異動を受け、結局承諾することに。公社側は「降格ではなく水平人事だ」と主張。

★★☆☆ 当時のテレビ(とラジオ)欄から ☆☆★★

◎ドラマにタモリさん登場

4/20夜8時半からのドラマ「詐欺師」にタモリさんが主演。しかも、NHKの「人間模様」シリーズですよ。どんなシリアスな演技だったんでしょうねえ。
ちなみに、同じ日曜日の夜8時からテレビ東京は、2時間枠で「全国縦断・花の女子大生露天風呂クイズ」。今と企画が同じじゃないか……。

◎名作ドラマ、開始

4/25の夜10時からTBSは、市川森一さん脚本のドラマ「港町純情シネマ」。港町の古びた映画館を舞台にした人情喜劇で、主演は西田敏行さん。室田日出男さんの渋い演技も光った、なかなかの名作でした。ビデオ(DVD)は出ているのかなあ。

★★☆☆ なつかし新聞広告 ☆☆★★(1980年の朝日新聞から)

◎「歩く人」が流行トレンド

当時、若者文化を象徴した商品といえば、ソニーのウォークマン。今から5年ほど前にポケベルが女子高生文化を象徴するものとして論じられ、大人のひんしゅくを買ったのと同じ構図だよなー。 ソニー系の通販会社だから、このキャッチフレーズが使えるわけですね。
http://www.onfield.net/melmag/80/0416/1.html

◎おお!

この広告を見て興奮できる人たちは40代の男? ドキドキする雑誌でしたね。
http://www.onfield.net/melmag/80/0416/2.html

◎アウ!

レコードを一億枚売った男。あれれ、この頃は色黒なのね。
http://www.onfield.net/melmag/80/0416/3.html

◎身長80cm、私はマーちゃん

この年の新聞広告で、たびたび登場していた通販商品のお人形。これ買った人、います? いたら感想を教えて!
http://www.onfield.net/melmag/80/0416/4.html

★★☆☆ ヒットチャート ☆☆★★(民放FMの「ポップスベストテン」より)

今回は洋楽。4/19付ランキングです。

1 ボート・オン・ザ・リバー(スティックス)
2 言い出せなくて(イーグルス)
3 ラジオスターの悲劇(バグルス)
4 危険な噂(トム・ペティ&ハートブレイカーズ)
5 ハリウッド・ティーズ(ガール)

8位には、ピンクフロイドの「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール・パート2」が。

★★☆☆ あの人の「ひとこと」 ☆☆★★(1980年の朝日新聞から)

◎2時間ドラマ女王の兆候

「私ってね、実生活でも空気みたいな存在でいたいんです。ふと気がつくと、そこにいる、といったね。周りに迷惑をかけずに、毎日楽しく過ごせれば……。(そうやっていけば)あまり背伸びせずに済むでしょう」(片平なぎさ)

「スター誕生」をきっかけに、レコードデビューをした片平さん。ともかく無欲な方のようで、ガツガツしない姿勢で仕事をするうちに、2時間ドラマで出番がたくさんまわってきたということでしょうか。確かに、演技派でも個性派でもないけれど存在感がある俳優さんは、2時間ドラマにぴったりと言えるかも。

★★★ 「1980年にタイムマシンで飛んでいけたら楽しいね」09号
★★★  2002/4/16発行     読者数/2,086名(4/2現在)

★★★  発行者:建野友保 (tom@onfield.net)
★★★  道草オンラインマガジンonfield:
http://www.onfield.net/


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