メールマガジン「1980年にタイムマシンで飛んでいけたら楽しいね」
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 08号(4月上旬号)

1980年4月上旬号

発行・2002年04月02日

          22年前の「今」をお茶の間感覚で再現
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┃1980年にタイムマシンで飛んでいけたら楽しいね 08号
┃presented by 「道草オンラインマガジンonfield」

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★★☆☆ 4月上旬の「世の中」ダイジェスト ☆☆★★

◎政官不信で庶民の関心は芸能界へ?

▼KDDと郵政省の癒着、密輸や巨額の交際費、政界工作の疑惑も混じった不可思議な「KDD事件」、関係者2人の自殺もあって、闇の中へ。▼カジノとばくで20億円以上を使い果たし、ロッキード社からの献金を損失補填にあてたと疑われるハマコーさん(浜田幸一議員)、証人喚問を逃げて議員辞職。▼省エネの動き活発で、テレビの深夜放送が自粛に。▼土地公示価格が発表に。全国平均で10%の上昇で、とくに宅地は急上昇。▼森進一さんと大原麗子さん、つかこうへいさんと熊谷真美さん、萩原健一さんといしだあゆみさん等、大物カップル続々誕生。ヒゲの殿下にも祝報。▼アメリカが正式にモスクワ五輪不参加を最終決定。日本はまだ態度決めず、ヘビの生殺し状態。

★★☆☆ ニュースかわらばん ☆☆★★(1980年の朝日新聞から)

◎「社長ごっこ」大流行?

ソニーの子会社が76年に開発した、マネジメントゲーム、要するに「人生ゲーム」の経営者バージョンのようなものがバカ受け。これまで全国で2千社近くがこのゲームを導入し、ゲーム参加者というか、受講者が10万人にも達したのだとか。
新聞紙面に掲載された写真を見る限りでは、どう見ても家庭用のゲーム盤ですが、参加者は「経営の難しさを知った」などと神妙な感想を。お遊びのような、研修のようなこのゲームを採り入れた講習会は予約で一杯。参加費は1人2万5千円だって。

◎アメリカで「ピンク・レディ大人気」

かねてからアメリカ進出に挑戦してきたピンク・レディが、全米放映のバラエティショーにレギュラーで出演。3月は各地で20%もの視聴率を稼いで、予想以上の快調だとか。この番組は、全米3大ネットワークの一つ、NBC放送が週末金曜日の夜に放映している番組で、「ピンク・レディ」とそのまんまの番組タイトル。ドナ・サマーやビージーズの番組よりも高視聴率だと。
なんだかんだ言いつつ、やっぱ、すごいグループですよねえ。一応、全米チャート37位にまで入ったんですから。

◎写真集が売れる時代

写真集は売れない、というのが出版界の常識……だったのが、異変が起きているとの記事を発見。大ヒットとなったのは、篠山紀信さんが雑誌GOROに掲載していたヌード写真の集大成版で、50万部を超える大ヒット。松山千春さんの写真集は15万部、矢沢永吉さんの写真集は10万部と、やはり好調なのだそう。
こんな状況のなかで、間もなくあの雑誌が創刊されますよ。詳しくは次号にて。

◎アメリカのスト風景

そろそろ交通ストのシーズン、というわけで、ニューヨークのスト事情に関する特派員報告が。これによると、公共交通が使えないのなら、と、デイバッグを背負って自転車やローラースケート、徒歩でのんびり通勤する光景が見られ、ニューヨーカーたちはむしろストを楽しんでいるのではないか、というレポート。
そういえば、このころ社会人になった僕はリュックで通勤していましたが、「お前はハイキングにでも来たのか!」と先輩に叱り飛ばされました。流行先取りしすぎ?

◎議事堂の時計がデジタルに?

「ビッグベン」の名で知られる、英国国会議事堂の大時計がデジタル時計になる……そんなお知らせが英国放送(BBC)の外国向け放送で流され、大きな波紋に。実はこれ、エイプリルフール恒例のジョーク番組。しかし、ジョークとは気づかなかった人から抗議の電話が殺到し、放送局側は対応に追われたのだとか。 なかでも敏感な反応をしたのは日本人。
それだけジョークが通じない真面目な国民だった、ともいえますが、平気で歴史的な遺産を潰しかねない日本だからこそ、本当の話だと思ったんでしょうねえ。

◎うへえ、臭そう

日本でもそろそろ登場してきた、嫌煙権の運動グループが、国鉄などを相手取って慰謝料を求める訴えを起こした。この時点で、禁煙車両は新幹線の「こだま」の一部にあっただけ。国鉄の担当者によれば、「アンケートの結果、7割は喫煙者だ」と、この訴えに反撃する構えだとか。
まあ、僕もタバコは吸いますが、喫煙車って臭いからねえ。全部の車両が喫煙車だったなんて、今じゃ信じられない。

◎ケチケチ会社のやること

公共料金などの値上げラッシュ、厳しい経済情勢を反映して、企業の中に節約・倹約作戦が広がる気配。こうしたなかで売れているのが、電話料金をリアルタイムで自動的に計算してくれる電子式の機械。これを導入した途端、社員が使う電話代が3割減少した企業も。 ここまではいいとして、ある信用金庫では、庶務課の職員がゴミ箱をあさり、鉛筆や消しゴム、クリップなどの無駄遣いがないかどうか調べているそうな。ぞぞぞっ。

◎ファスナーの恐怖

小学校低学年生の男子の多くが、ズボンのファスナーでオチンチンを挟んでしまう経験をしていることがわかり、新聞に特集記事が。これによると、笑い話ではすまされず、病院で処置を受けた例も多いそうな。そういえば、僕も何度か経験ありますね。あれ、痛いのよねえ。
ところで笑ってしまうのは、家庭欄に掲載されたこの記事の見出し。「おちんちんをパクリ」でした。

◎先進の街に、靴磨きは似合わない?

ホテルがオープンして、日本一ののっぽビルと共に全容が整った池袋のサンシャインシティ。地元商店街の人々は、これを機に「あか抜けない街」のイメージを一掃しようと、躍起に。 そこで、目障りになってきたのが、道ばたで靴磨きをしている老人たち。「出ていってくれ」と要請したものだから、両者の対立が悪化。戦後の闇市時代から「お得意さん」相手に商売をしていた靴磨き屋さんは意地でも動くものかと居座っているのだそう。 池袋のあか抜けないイメージって、結構大切な財産だと思いますけどねー。
ところで、この記事の見出しは「サンシャインVSシューシャイン」。ダジャレが好きなんだから。

★★☆☆ 当時のテレビ(とラジオ)欄から ☆☆★★

◎さよなら、工藤探偵

4/1夜9時から日本テレビは、最終回を迎えた「探偵物語」。松田優作さん、成田三樹夫さん、山西道弘さん、竹田かほりさんなど、レギュラー陣に加えて、ユニークなキャスティングもありましたね。

◎THE MANZAI

番組改編期の4/1夜8時からフジテレビは、特別番組で「翔べ!笑いの黙示録 THE MANZAI」。やすし・きよし、ツービート、ザ・ぼんち、セント・ルイス、B&B;など豪華な顔ぶれ。漫才ブームはこれで一気にピークへ。

◎オバQ、パーマン、ドラえもんが競演

この年、人気が爆発してきたドラえもんの特別番組が、4/8火曜日夜7時から放映に。ここでは「ドラQパーマン」と題した、競演アニメが放映されたようですね。テレビ欄には「主人公が競演」って書いていますが、主人公は少年のほう?それともドラえもん、オバQ、パーマンのことかな?

◎アダルトな名コンビ

4/10夜10時からTBSはドラマ「離婚ともだち」。大原麗子さんと藤竜也さんの名コンビによる大人のドラマでしたね。競演は田村正和さん、津川雅彦さん、浅野温子さんなど、めちゃくちゃ豪華です。脚本はおしゃれな作品で知られる福田陽一郎さんでした。

★★☆☆ なつかし新聞広告 ☆☆★★(1980年の朝日新聞から)

◎雑誌のタイトルは「ナンバー1」?

長寿雑誌となった「Nember」創刊号の広告。誰もが、雑誌のタイトルを「ナンバー1」だと勘違いしていましたが、次の号が「ナンバー2」だったので、不思議に思った人も多いはず。
http://www.onfield.net/melmag/80/0402/1.html

◎新入社員諸君!

毎年恒例、人生の先輩から新社会人に贈る熱いメッセージ広告。最近は、倉本聰さんを経て、伊集院静さんが書いていますね。
http://www.onfield.net/melmag/80/0402/2.html

◎提携キャッシュカードの時代

ようやく、他行のCDでも現金の出し入れができるようになったこの時代。この6都銀ネットワーク「SICS」と、もう一つのネットワークは「TOCS」でした。共通するのは、もはや銀行名がそのままの銀行は一つもないということですかね。ちなみに、オンラインシステムを悪用した女性行員による詐欺事件が起きたのは81年でした。 さらにちなみに、昨日オンラインシステムの不具合が生じたみずほ銀行の元になった都銀2行は、両方とも「TOCS」。システム統合は簡単だったんじゃないの?
http://www.onfield.net/melmag/80/0402/3.html

◎害虫退治は僕らに任せろ

ライバル会社はベテラン女優さんを起用していましたが、金鳥はこのお二人を起用。
http://www.onfield.net/melmag/80/0402/4.html

★★☆☆ ヒットチャート ☆☆★★(民放FMの「歌謡ベストテン」より)

朝日新聞のFM番組表に掲載され始めたヒットチャートから、今回は4/5付ランキングを。

1 贈る言葉(海援隊)
2 道化師のソネット(さだまさし)
3 ランナウェイ(シャネルズ)
4 大都会(クリスタルキング)
5 さよなら(オフコース)

6〜10位には、小柳ルミ子、五木ひろし、小林幸子など演歌・歌謡曲勢も。

★★☆☆ あの人の「ひとこと」 ☆☆★★(1980年の朝日新聞から)

◎ユーミンのエンターテイメント志向

「日本では、音楽にも社会性があるもの、意味や意義があるものが好まれ、宝塚歌劇はダメとか、遊びはダメとか言われる。でも私は、現実と関わりのない、ばかげていても夢みたいな楽しいステージを続けたいな」(松任谷由実)

前年のツアーでは本物の象に乗って登場したり、巨大なカボチャのセットを使うなど、趣向を凝らしたステージを見せていた「シンガーソングライターの」松任谷由実さん。個人的には、デビュー当時の質素なユーミンが好みではありますが、日本の音楽界にエンターテイメントの概念を持ち込んだ先駆者なのは間違いなさそうですね。

★★★ 「1980年にタイムマシンで飛んでいけたら楽しいね」08号
★★★  2002/4/2発行     読者数/1,955名(3/18現在)

★★★  発行者:建野友保 (tom@onfield.net)
★★★  道草オンラインマガジンonfield:
http://www.onfield.net/


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