メールマガジン「1980年にタイムマシンで飛んでいけたら楽しいね」
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 12号(6月上旬号)

1980年6月上旬号

発行・2002年06月04日

          22年前の「今」をお茶の間感覚で再現
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┃1980年にタイムマシンで飛んでいけたら楽しいね 12号
┃presented by 「道草オンラインマガジンonfield」

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★★☆☆ 6月上旬の「世の中」ダイジェスト ☆☆★★

◎大平首相、他界

▼衆参同時選挙は選挙戦が活発。連合政権構想をまとめたはずの野党間で意識のズレが表面化する場面も。▼ショッキングな衆議院解散の余波からか、体調不良を理由に入院し、選挙応援も辞退していた大平正芳首相の容体が急変。心筋梗塞による急性心不全のため急死し、選挙は波乱模様へ。投票日10日前の出来事。▼大平首相の死亡に伴い、官房長官だった伊東氏が首相臨時代理に。▼具志堅用高さんが12回目の防衛に成功、ボクシング世界タイトル防衛回数の世界新記録を樹立。▼プロゴルフの全米トーナメントで、青木功選手が日本人初の2位に。1位はジャック・ニクラウス。

★★☆☆ ニュースかわらばん ☆☆★★(1980年の朝日新聞から)

◎あのオモチャが日本上陸前夜

「遊びの博物誌」というアカデミックな連載コラムに、究極の立体パズルとして紹介されているのは、「マジック・キューブ」。ルールは簡単なのに解き方は奥深い、とゲームの名作ぶりをレポートした記事でした。数年前にハンガリーで誕生したこのパズル、今では解き方を巡って腕を競う学生マニアも増えているのだそう。考案したのは、ブダペストの彫刻家・建築家のエルノー・ルービック氏。 そう、これが後に大流行する「ルービック・キューブ」です。ツクダオリジナルが日本で同製品を発売したのは7月25日。半年で400万個を売ったそうですが、6/1付けのこの新聞記事が販売のキッカケだったのでは?
ちなみに、6月頭にはおもちゃの見本市が開かれましたが、注目を集める目玉商品が無く低調だったそう。あと半年でチョロQも登場するわけで、嵐の前の静けさってところでしょうか。

◎一票の格差こんなにも

自治省は、衆参同時選挙に投票できる有権者を定めた選挙人名簿登録者数を発表。これによると、いわゆる「一票の格差」はますます広がり、衆議院で「1対3.96」、参議院地方区で「1対5.37」にもなったことが判明。
うわあ、こんなに差が開いていたんだ。 確か最近では、多くても2倍少しくらいですよね。

◎万引き犯罪が新聞記事に

「万引き東大生ら逮捕」の見出し記事を発見。東京の書店街・神田神保町で本2冊を万引きしたという、今の感覚で言えば「星の数ほどある犯罪」の一つですが、当時は万引き犯罪自体が珍しかったのか、まじめ一筋に見える「東大生」による犯罪だったからか、記事になったわけですね。

◎肩書きを売る珍商売に苦虫

「博士号や新爵位、売ります」。こんな珍商売をしていたのは、株式会社「特許大学」という、実にあやしげな会社。工学博士、医学博士などよく知られた学術分野の博士号はもちろん、指圧学博士、華道学博士などお好みの「博士号」や、新男爵、新公爵などの爵位もを売ると商売だったよう。お値段は肩書き一つで200万円から。
代表は「いいアイデアでしょう」「大学裏口入学よりも安い」と得意げですが、文部省は苦々しく思っている様子。摘発を受けたのは、この年の11月でした。

◎永ちゃんおなじみ武道館公演

1977年に日本人アーティストでは初めての武道館公演を果たした矢沢永吉さん、この年も6月に武道館で3日連続公演を行いました。僕は3年ほど前に初めて観ましたが、一度観ておいて損はないですよ。ただし、タオルは忘れずに(苦笑)。今年でソロ30周年だそうですね。

◎「動く電話」いよいよ

電話線がついておらず、半径数十メートルの範囲なら自由に持ち運びながら使える電話機がお目見え。これは、要するに家庭用のコードレスホンのこと。ただし、通常の基本料に加えて、ダイヤル式なら3800円、プッシュ式なら4000円の使用料が月々に必要とあって、まだまだ高嶺の花。
記事によれば、電電公社の「最後の夢」は携帯電話だとか。これが叶ったNTTの「最後の夢」は何でしょうね。

◎「職場の花」感覚、いまだ強し

女性を対象にした「若年定年制度」や「結婚退職制度」がまかり通っていたこの時代、労働省は、男性並みの制度に改めるよう、指導に乗り出すと発表。ただし、ほかにも女性は社員教育ナシ、昇進機会ナシなど問題は山積しているのだそう。 まあ、人事制度からは表向きで外されていても、実質は今も根強く残っていますけどね。

◎ジェシーは日本人に

ガイジン力士のパイオニアとなった高見山が、日本人に帰化して渡辺大五郎の日本人名を拝命。相撲協会の年寄(親方)となるために国籍を改めたのでした。高見山はその後、東関部屋を開設。ちなみに、いま売り出し中の高見盛関、おもしろい力士ですねえ。

◎省エネが始まりだったの?

省エネを考えた、断熱性能の高いアメリカのビルで、頭痛や吐き気、めまいなどを訴える人が続出。ようく調べてみると、基準以上のホルムアルデヒドなどが検出されたとか。このビルは、壁や天井に合成樹脂製の断熱材(新建材)を敷き詰めた新築ビル。
ホルムアルデヒドといえば、いま、シックハウス症候群の元凶の一つとして注目されている有害物質ですね。 日本の建設省のお役人は「換気率が低いアメリカならではの現象では」と、他人事のようなコメントを発表。知らないよー、そのうち日本でも問題になるんだから。

◎深夜放送は「ジャリ番組」化?

10年前は大学生や浪人生の味方だった深夜ラジオ、視聴者の年齢層が中高生中心に下がり、パーソナリティも3枚目が受けているそうな。「鶴光さん、わんばんこ!(こんばんは、の意)」「ブリブリやってますぅ(はりきってます、の意)」なあんて投書した人、いませんか?

◎えっ、知らなかった

VHSとベータマックスが激しく主導権争いをしていたビデオデッキで、ベータ派の東芝が第3の規格「LVR」を発表。テープ幅は1/2インチで同じですが、固定ヘッド式のためデッキの小型化・軽量化が可能なのだそう。カセットの大きさは、縦横14センチの正方形。今のCDケースを少し大きくしたくらいですねー。 すでに量産化に備えて金型も製作し、年内には準備が完了の予定、すでにこの規格に参加を表明している他メーカーもあるとのこと……。
ちなみに、1980年度末時点でのビデオデッキ普及率予測は6%。まだ新規格の参入は可能だったのでしょうが、これって、世に出たのかなあ。

◎ハマコーさんだけじゃなかったのね

浜田幸一議員がラスベガス賭博問題で議員辞職してから2ヶ月。実は他にもラスベガスで賭博を楽しんでいた議員が与野党問わずいたそうで、ちょうど選挙の最中でもあり、センセイ方は「バレたら大変」と戦々恐々としているそうな。
ま、ラスベガスで賭博をするのは個人の勝手。問題はヤバイ金が使われたのかどうかでありまして……。

★★☆☆ 当時のテレビ(とラジオ)欄から ☆☆★★

◎裸の大将、初登場

知的障害をもつ天才画家・山下清さんの原作をもとにした、テレビドラマの「裸の大将放浪記」が、6/1日曜日フジテレビ夜9時からの「花王名人劇場」に初登場。主演を務めた芦屋雁之助さん、10数年前から舞台で500回以上この役をこなしていたそうで、なるほど、だからハマリ役に見えたわけですね。

◎あなたも共感?

前号で日本テレビ「ウイークエンダー」の番組内容を紹介したところ、読者のIZUMIさんから、こんなお便りをいただきました。
「土曜の夜は、8時からドリフの『8時だよ!全員集合』、9時から『Gメン75』、そして10時から『ウイークエンダー』を家族そろって見ていました。当時小2の私ができる、精一杯の夜更かしがこれでした」
うーん、「精一杯の夜更かし」ってのがリアルですねえ。確かに、夜11時以降は「大人の時間」でした。IZUMIさんによると、月曜日に学校に行くと、ドリフの話題で盛り上がったそう。そうそう、って共感する人、多いんじゃないかしらん。

★★☆☆ なつかし新聞広告 ☆☆★★(1980年の朝日新聞から)

◎元祖・グラビアアイドルかも

『週刊朝日』の表紙でデビューし、ミノルタの「今のキミはピカピカに光って……」のテレビCMで大ブレイクし始めた宮崎美子さん。うーん、フォトジェニック。
http://www.onfield.net/melmag/80/0604/1.html

◎値上げラッシュの時代だからこそ

安さで勝負? カップ麺に対抗する袋入りインスタントラーメン。
http://www.onfield.net/melmag/80/0604/2.html

★★☆☆ ヒットチャート ☆☆★★(民放FMの「歌謡ベストテン」より)

今回は邦楽。6/14付ランキングです。

1 昴/すばる(谷村新司)
2 タブー(郷ひろみ)
3 ライド・オン・タイム(山下達郎)
4 南回帰線(堀内孝雄、滝ともはる)
5 ランナウエー(シャネルズ)

「昴」は4週連続の首位でした。

★★☆☆ あの人の「ひとこと」 ☆☆★★(1980年の朝日新聞から)

◎ホームラン900本が目標?

「一年でも長くやりたい。本塁打だけでなくヒットも打ちたい。野球ができることは楽しいことで、あと2年ないし3年はやるつもり。900本からもうちょっと……」(王貞治さん)

6/12、後楽園球場で行われた広島戦で、ホームラン850号を記録した王選手、記者に「最終的には何本打てますか?」と聞かれて答えたのが、この言葉でした。結局、この年現役引退をするわけですが、この後数ヶ月で、どんな心境の変化があったのでしょうね。

★★★ 「1980年にタイムマシンで飛んでいけたら楽しいね」12号
★★★  2002/6/4発行     読者数/2,064名(5/21現在)

★★★  発行者:建野友保 (tom@onfield.net)
★★★  道草オンラインマガジンonfield:
http://www.onfield.net/


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