メールマガジン「1980年にタイムマシンで飛んでいけたら楽しいね」
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 19号(9月下旬号)

1980年9月下旬号

発行・2002年09月17日

          22年前の「今」をお茶の間感覚で再現
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┃1980年にタイムマシンで飛んでいけたら楽しいね 19号
┃presented by 「道草オンラインマガジンonfield」

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★★☆☆ 1980年9月下旬の「世の中」ダイジェスト ☆☆★★

◎金大中さんが危ない

▼民主化運動のリーダーシップを発揮した金大中さん〔現・韓国大統領)が、韓国軍法廷で死刑の判決。これを受けて、国際世論は韓国を非難へ。▼茨城県南西部を震源地とするマグニチュード6クラスの地震が起こる。都内でも震度3を記録し、「やっぱり大地震があるのか」と恐怖の日々。▼毎年おなじみ、基準地価を国土庁が発表。全国平均で初めての2桁上昇(11.5%)を記録し、東京や埼玉の住宅地では顕著な上昇に。土地神話を疑う余地もなかった1980年。

★★☆☆ ニュースかわらばん ☆☆★★(1980年の朝日新聞から)

◎汚れ始めたヒマラヤ

ヒマラヤ登山者が急増するなかで、環境破壊が深刻になっていると、アメリカの学者が警告。森林を倒して薪にし、ゴミの山を残す登山者が後を絶たず、エベレスト山につながる登山ルートには空き缶やビン、紙くずが散乱しているそうな……。
これって、日本人登山者が主な元凶ではないの? 何でも、観光収入を稼ぐために積極的に登山者を受け入れるようになってから、状況が一変し始めたそうですね。今では、ゴミの持ち帰りなどがかなり徹底してきました。

◎パリっ子に「ヨウカン」?

和菓子の老舗、ヨウカンで知られる虎屋が、パリの繁華街にお店を出店。前年の「パリ国際菓子展」で同社出品のヨウカンが意外にも好評を博し、気をよくして直営店を出店させたもの。
たぶん失敗しているだろうなあと思って調べてみたら、おやまあ、今でもお店ありますよ。詳しくはこちらで。
http://www.toraya-group.co.jp/paris/

◎日本車、憎し

日本車の生産台数が1000万台を超え、世界一を記録するこの年、アメリカでは日本車輸入増を何とか食い止めようとする動きが鮮明に。一ヶ月前にはアメリカ運輸省が「日本車は安全対策が不十分で危険」と警鐘を鳴らしましたが、今度は事故時の衝突テストを公開。エアバッグ搭載を義務とする新しい安全基準を導入して、日本車を排除する方向へ。
2002年の今、日本の環境基準をもっと厳しくして、アメリカ車の日本輸入を規制して仕返しする……なんてのは、どう?

◎若くて死んで「どうもすみません」

「どうもすみません」のギャグで幅広い人気を獲得していた落語家の林家三平師匠が、肝臓ガンのため、54歳で他界。息を引き取る2時間前まで、週刊誌や新聞に目を通しながら、ネタづくりに励んでいたそうです。まだ若かったですよねえ。 念のため、こぶ平さんのお父様です。

◎買春ツアー問題が表舞台に

フィリピンのマニラで間もなく開催する初の世界観光会議を前に、郊外で開かれていた観光問題民間会議で、日本人男性による買春ツアーの実態に関する報告が出され、大きな問題に。同国にやってくる外国人観光客の3割は日本人で、その数は8年前の10倍にもなっているそう。彼らのお目当ては、10万人いるとも言われている「ホスピタリティ・ガール」でした。 この問題、後々まで引きずることになります。

◎打倒・ハチ公?

東京・渋谷の待ち合わせ場所といえばハチ公が有名ですが、あまり知られていないもう一つの待ち合わせ場所は、ハチ公の裏手にある「モヤイ像」。何でモヤイ像なんだ? どうしてモアイじゃないんだ? と思っていたのですが、その答が当時の新聞に。
これによれば、モヤイ像を建てたのは伊豆七島の一つである新島で、島の観光宣伝が目的だったそう。「もやい(舫い、催合とも書く)」には「複数で力を合わせる」という意味があり、同島で頻繁に使う言葉。そこで、語感の似たイースター島のモアイ像になったのですね。知らなかったー。 この像が建てられたのは、1980年9月25日。

◎音声入力タイプライタ?

東芝が、音声入力できる日本語ワードプロセッサを開発したと発表。一字一字区切って喋ると、漢字混じりの文章になって完成するのだとか。記事のなかでは、「キー入力のいらないタイプライタとして企業のオートメーション化に威力を加えると同社は見ている」とのことですが、なかなか普及しないですよね。 それにしても、みんなが言葉で入力し始めたら、オフィスはうるさそう。

◎この時代に白黒ブラウン管増産

新日本電気(NEC)は、白黒ブラウン管の生産を増強するため、国内で設備拡張を行うと発表。中国向けのテレビ輸出が活発なのと、コンピュータの普及でモノクロモニターが売れ始めたため。 同社は「過剰投資の心配はない」とコメントしたようですが、うーん、今じゃあ中国で作って日本に輸入してくる、逆の立場ですねえ。

◎ソ連嫌いが急増

モスクワ五輪不参加の引き金になったアフガニスタン軍事侵攻などの影響で、ソ連嫌いの日本人が急増。総理府が発表した「外交に関する世論調査」によれば、ソ連に親しみを感じないと答えた人が8割以上に上昇したそうな。
この年は、ロシア語を教える教室が生徒急減で倒産、なんてニュースもありました。

◎危険なラッタッタ

数年前から女性の間で人気が急上昇してきた原付バイク。これに伴って、1975年から79年まで、事故件数が毎年倍々で増えているそう。ヘアースタイルを気にしてヘルメットをかぶらない人も多く、頭部のケガが多いのだとか。そういえば当時、向かい側から右側通行で走ってきたバイクと、衝突しかけたことがあったなあ。
ちなみに、主婦向けバイクの代名詞ともなった「ラッタッタ」の由来は、ソフィア・ローレンが出演した広告(76年)のCMソングでした。

◎消費者保護をするべき立場なのに

消費者団体の草分けで、消費者保護のために商品比較テストなどを実施していた日本消費者協会の経理担当者が、国からの補助金を使い込んでいたことが判明。民間で消費者運動を進めている人は、「運動に泥を塗る」とカンカン。

★★☆☆ 当時のテレビ(とラジオ)欄から ☆☆★★

◎知る人ぞ知るドラマ

9/17夜10時からTBSは新番組のドラマ「ミセスとぼくとセニョールと!」。「時間ですよ」でおなじみの久世光彦さん演出によるドラマで、出演者がユニーク。郷ひろみさん、藤竜也さん、阿木燿子さん、タモリさん、伊東四朗さん、常田富士男さん、宮下順子さんなど。こういうドラマこそ再放送してほしいな。確か、生放送の回もありましたよね。

◎何でもあり番組?

9/21お昼の13時15分から日本テレビは「TVジョッキー」。この日の内容は、「東大×予備校おかま対決」「冷凍ドライアイス人間」で、ゲストは野口五郎さんと渡辺真知子さん。
日曜日の昼間にこの番組を見ちゃうと、とっても虚脱感がありましたよねえ。「せっかくの日曜日、何してるんだ」という後悔も……。

★★☆☆ なつかし新聞広告 ☆☆★★(1980年の朝日新聞から)

◎ペンション、いいなあ。

しがないサラリーマン生活よりも、豊かな自然のもとでペンション経営でも……という時代を象徴するような、広告。結構、たくさん集まったんじゃないかしらん。
http://www.onfield.net/melmag/80/0917/1.html

◎あのコマーシャル

名物トップの親しみやすい顔と、わかりやすい商品名で大ヒット中の……。 ちなみに「比布」駅は今も残っていますね。
http://www.onfield.net/melmag/80/0917/2.html

★★☆☆ ヒットチャート ☆☆★★(民放FMの「ポップスベストテン」より)

今回は洋楽。9/27付ランキングです。

1 ロックン・ロールが最高さ(ビリー・ジョエル)
2 プレイ・ザ・ゲーム(クイーン)
3 ふたりだけの夜(ロビー・デュプリー)
4 ダンシング・シスター(ノーランズ)
5 エモーショナル・レスキュー(ローリング・ストーンズ)

★★★ 「1980年にタイムマシンで飛んでいけたら楽しいね」19号
★★★  2002/9/17発行     読者数/2,126名(9/3現在)

★★★  発行者:建野友保 (tom@onfield.net)
★★★  道草オンラインマガジンonfield:
http://www.onfield.net/


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